今週末に売り出すとのこと。
デスクトップ用の最上位である3.16GHz版Core 2 Duoの価格は、
インプレスの予想では3万円台みたい。
クロックのわりに手ごろな値段ですね。
速度とコストのバランスがとれてる気がします。
ところで、コンピュータによる将棋の先読みでは、
無駄な読みをなるべく避けるために
ベータカットという操作を頻繁に行います。
この操作には、その前に行った読みの結果を必要とします。
並列実行を行う場合、読みを開始する段階では
この「前に行った読みの結果」はわかりません。
そのため、並列化を行う場合、ベータカットが起こらなかったと
仮定して、投機的な読みを行うことになります。
こう考えると、将棋の先読みの場合、
相当チューンしなければ、並列化の効率は
そんなに高くならないんじゃないかなとおもいます。
そうなると、単純にクロックが速ければ、
多少コア数が少なくても先読み的には有利な可能性が高いわけです。
で、気になるのは、今年のコンピュータ将棋大会では
他の参加者がどんなマシンでくるかというところです。
上位陣はともかく、2次予選あたりだと
この新しいデュアルコアCPUを搭載したマシンが
主力になりそうな気がしますけど、どうなのでしょう。
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